腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

「あれ~、お姉ちゃんお母さん、おはよう!」



「あら、おはよう」



「おはよう、結衣」



「うん。って、あれお姉ちゃんまた目覚まし時計壊したの?」



ハハハと面白そうに笑っているこの少女は私の妹、結衣。



中学二年生でとっても可愛い私の妹。本当に天使みたい。



くりっとした大きな目に綺麗に通った鼻筋。小さな唇。



モテるんだろうな、結衣は‥‥‥



って今はほのぼのしてる場合じゃない。



結衣に視線で『話そらして』とメッセージを送る。



毎回目覚まし時計を壊したたびにこんな事をやっている。



本当に無意識に壊してしまっている自分が情けない。



どうにかしないと!



あたしの視線に気づいた結衣はパチっとウィンクした。



どこまでも可愛いな~。



ってそうじゃない。



本当に遅刻しそう。