腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

「あの、目覚まし時計は何個目かしら?」



「8個目です」



また、ため息をつかれた。



「あんた、目覚まし時計に何か恨みでもあるの?」



「‥‥‥」



ないと言えば嘘になる。



恨みはあるよ。だって毎朝あの五月蝿い音で起こされているんだから。



もちろん、この事を言う気はない。大事に心にでも閉まっておこう。



「ごめんなさい」



「反省してるのなら、いいのよ?でもね、由花‥‥‥」



あっ!これは長くなる話のタイプだ。どうしよう。



チラチラと時計を気にし始めると、



「ガチャっ」



ドアが開いた。