腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

「由花は英語以外ならいい点とれるのにね」



美希はやれやれという風に首を横に振った。



「‥‥‥だって!あの、意味不明な筆記体があたしを悩ませるんだもん!もう、やだ~」



本当にやだ‥‥‥ズル休みしちゃおっかな‥‥‥



「数学じゃないのに、何でそう難しく考えるかな?あと、仮病は使うな!」



おうおう!簡単に見破られてしまったよ。鋭いな、美希は~。



「‥‥‥英語が‥‥‥憎いです‥‥‥ホントに」



ただただ、英語は何故か昔から苦手だし、いい勉強法は見つからないし、考えようとすればするほど分かんなくなっちゃうし‥‥‥



誰かあたしの気持ちを分かってはくれませんかね?



「はあ」とため息をついたところで教室についたみたいだ。



あたし達の教室は二階の廊下を曲がった突き当たりにあるから屋上からはそんなに遠くない。