腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

「じゃあ、教室戻ろっか?」



「うん、そうだね」



気がづけば次の授業が始まるまで10分もなかった。



あたしと美希はパンパンとスカートについた砂を払って階段を下りていく。



「そういえば、次の授業何だっけ?」



「あ~、確か由花が苦手な英語だよ」



「‥‥‥今、何と?」



「英語だよ、次の授業」



‥‥‥『英語』



‥‥‥今、『英語』って単語が聞こえた気がしたような‥‥‥



うん、はっきり聞こえた。



「そんな‥‥‥折角気分がスッキリしたとこだったのに」



どんどん体が暗闇のどん底に落ちていく気がした。