腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

鞄を持ってドアに手を掛けた瞬間また落ち込む。



あーあ、今回は許してはくれないよね。言い訳も思い浮かばないし。



階段を駆け下りてリビングのドアを開けようとした。



なっ、なんかものすごい威圧感を感じる‥‥‥



ゆっくりとドアを開けて中に入ってみれば、予想通りお母さんが鬼の形相で椅子に腰掛けている。



「ああ、由花、此処に座って?」



「はい‥‥‥」



お母さんは、はあと大きなため息をついて私を見た。