腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

王子を取り囲んだ集団がゆっくりとあたしたちがいる教室の方へと向かってくる。



「ねえ、由花‥‥‥まさかあいつと同じクラスだったりして?」



笑ってるけど、笑顔が引き攣ってるよ、美希。



「うん‥‥‥そうみたい」



「うぅ~。最悪!」



「ハハっ。そこまで言わなくても‥‥‥」



どうやら美希は王子のことをかなり嫌ってるみたいで‥‥‥



美希曰く『ああいう奴に限って、何考えてんのか分かんない。ホンット、腹の底が見えないっていうか。あの笑顔も嫌いよ、私は!』だそうです。



うんうん、成程ね‥‥‥ってよく分からないよ。



美希には人を見抜く力があるしね。



あたしにはさっぱりだよ。