体調が元に戻ってすぐ、お父さんに自分の想いを話すと、意外とあっさり認めてくれた。 私が、ただ勉強から逃げる為に反抗していると決め付けられていたようで、 それはそれでまたムカつくけど、 認めてもらえたのは嬉しかった。 その後の春休みは、 親友の日向子に家出話を聞いてもらい、映画やショッピングに出かけたりしながら、遼の事なんか嫌いになって忘れてやろうと思った。 もちろん、連絡もしなかった。