『あたしリサ!遼ちゃんと同じ大学でバンドやってるの、よろしくね♡』 『あ、杏です!』 『杏ちゃんかー!可愛いー♡』 リサさんにキュッとハグされた。 大人っぽい香水の匂いがする。 『で、こっちがユージだよ』 『よろしくっス!遼さんと同じ大学の後輩で、バンドやらせてもらってます』 ユージさんがキャップをとって軽く会釈してくれたので、私も立ち上がった。 『よ、よろしくお願いします!』