目が覚めると、遼がいなくなっていた。 置いていかれた!? 帰っちゃった!? もう会えないの!? ソファーから足を下ろして靴を履こうとかがんだ時、ギターがある事に気付いた。 よかった、いる… ホッとしてソファーに沈みこむ。 思っていた以上に遼の存在が大きくなってるんだ。 無意識に手をマフラーあて、ぐっと顔をうずめた。