『お前、何で家出してんの?』 先に食べ終わった遼が、頬杖をついて眠そうにこっちを見ていた。 『言いたくない。』 『ふーん。寝みぃから早く食えよ。』 質問しといて興味なさそうに、遼はウトウトしはじめた。 少しムカついたけど、一人になりたくなくて、私はわざとゆっくり食べた。