朝、携帯の目覚まし音で目が覚める

目覚ましを止め、階段をおりる。

「たーくー!起きたの?」

母さんの大きい声が頭を震わせる

「起きてるよ、おはよう」

洗面所に行き、歯を磨く。

(また、あの夢をみたなぁ)

考え事をしながら顔を洗う。

「たーく!早くしないと遅刻よ!」

(母さん、まだ7時半だよ)

心の中で呟きリビングへ移動する。

僕の名前は相田たくみ。高校2年生だ。

母さんと二人で暮らしている。