『もうっ、あんたのせいでっ…!』


あたしのカンニン袋のおが切れて蒼葉くんをあんたって言ってしまった。


そんなことどーでもいい。


あたしたちは美術室まで全速力で走っていった。


この事故がきっかけにあたしたちは犬猿の仲となってしまった。


まだあたしはこれが運命の出会いだなんて知るよしもなかった。