「ご、ご褒美?」 キョトンとしたあたしの声は、部長の「集合!!」の声に掻き消された。 佐伯くんはフェンスから離れて、あたしに背を向けて走り出したと思ったら… ふと振り向いて。 「見ててくださいね、先輩。」 太陽に負けないぐらい眩しい、キラキラした笑顔をあたしに向ける。 そんな事言われても、もう遅いよ。 あたしはもうとっくに… あなたしか見えないよ、佐伯くん。