階段を駆け下りて、ドアを開けると 寒さで鼻を赤くした佐伯くんが、立っていた。 その鼻は、どれだけ長い時間外にいたかを物語っている。 あたしの顔を見た瞬間、安堵の表情を浮かべた佐伯くんは ボロボロなあたしの手を引いて引き寄せて… 強く、強く、抱きしめた。