出会いは、入学式。

ちなみに、中学校。


私は、入学式早々、遅刻しました。　　寝坊っす。

しかも、いつも一緒の「矢永瀬　ときや」と「古村　純」という、二人の幼馴染に
置いて行かれるし…。　　

まぁー、私が悪いんだけどねｗｗ


なんだかんだで、校門到着！！

って、ここどうなってんの！？

と、思ったらもう一人うろちょろしてんのが…。

マジか！こいつも寝坊かな！？


「あのさーオレ教室行きたいんだけど。」

「は？」

しらねぇよ。てか、初対面でタメ語やめろし。

　　「「きゃー　ときや君制服かっこいー」」
　　「「純様ーこっち向いてー」」

あ！ときやと純だ！！

って、純気づいたー！！

「純ー。そこまでどうやって行くの？」


２階の窓からとの会話。

「ちょっと待ってろ。今行ってやるから」

おーさすが、純。　　てか、ときや。あんたは、女たらしか！！


かれこれ数分、いや数十秒。

「おい、美月。荷物持ってやるよ。」
「おーサンキュッ。気が利くねー。」

「オレはパシリじゃねーよ」
「じゃーこれから、パシんないから、朝起こしてー」
「いいけど、お部屋入っちゃうよ！」
「いいし、別に」


「あのさーオレもついてっていい？」

あーいたねこいつ。

「美月。知り合い？」

「いや。私と一緒の遅刻者」

「お前と一緒にすんな」

なんだし遅刻やろー。いちいちうっせーな。

「こまけーな。お前」
「美月。言葉遣い。」

「大丈夫だって！」


「やっぱオレさき行く！」

「さっさと行け！」

「ばいばい。美月ちゃん」

気安く名前を呼ぶんじゃねーよ。

チャラオ