「あ…ありがとう!み、見てくるね!」 そう言って、彼女は走っていった。 「おい、一木!聞いてんの?」 ぎゃあぎゃあ騒ぎまくる神田を忘れて、僕は橘さんを見つめてしまった。 「それにしても、びっくりしたぁ。一木君の順位が3桁きるなんて。ねえ?」 ほんとだよねえ、と、真面目に話し出す。 てゆーか、気づいたら、男子もいるし。 でも、今回本当に驚いたんだ。