放課後───────………
「じゃあ明日も遅刻しないように
来るんだぞ、それじゃあ解散」
柴ちゃんの挨拶が終わり
HR委員会が、礼と言ってガヤガヤ
言いながらみんな帰っていく
わたしも彗人を起こしはやくお泊り会の
準備がしたかったので
前の席の香里奈と香里奈の席の横の
柊に早く準備をするように促す
そのとき柴ちゃんが
「おーい、蓮華、おまえはいまから
視聴覚室だろ?なに帰ろうとしてんの?」
なーんて、悪魔な声が聞こえたから
わたしは肩をがっくりを落として
香里奈たちに言う
「ごめん、バタバタ終わらせてすぐ行くから」
「うん、まってる 頑張れ~!」
なんて、ちょう呑気な声がかえってくる
はー、早くお泊り会の準備したかったなー
わたしは1人トボトボと柴ちゃんが
待っているであろう、視聴覚室に行こうとした
すると彗人が
「わり、俺も篤希の手伝ってくるから」
と2人に言う
そしたら、2人はなぜか
ニヤニヤして、それはもうものすごい
顔で....
わたしは頭の上にクエスチョンマーク
だらけだった
彗人はそんな2人のニヤニヤなんて
おかまいなしにわたしのよこにくる
「早く行こうぜ」
「あ、うん.. 彗人ごめんね
ありがとう!!」
「べつに..」
とだけ言ってスタスタと歩いていった
わたしも置いていかれないように
彗人のあとについて行った
