笑わない僕と泣かない花。

僕の家は少し変わっていて、家族や親族が多いのだ。
母は結婚して、名字が変わったが、もとは笹原だし、僕の祖父や祖母だって笹原だ。

僕にも弟と妹がいるし、実家にみんなで帰ったら、確実に人が多くて大変になる。


「で、なんですか。」

「あぁ。俺もなぁ、まだ新米教師だからなぁ。色々と雑よ…あ、いや、俺のパートナーとして学級委員がいるだろ?それをお前に任せることにしようと思ってなー。」


「嫌です。先生にパシられるのはごめんです。雑用って言ったし。」

「いやぁ、馨なら色々と楽そうだし。」

「お断りします。」