「はーい。俺、女子は春川がいいと思いまーす。」
隣から聞こえた声にびっくりする。
蒼井だ。どうやら私を学級委員にしたいらしい。
まぁ、今こんなことあったしたけしもやれとは言わない........
「お。じゃあ春川やってくれるか?ん?」
そうでした。そんな人でした。うちの担任。
蒼井はニヤニヤしてるし.....
「はい...やります....」
そう、言わざるをえなかった。
「よし。ふたりになら任せて平気だな。よろしくなー。蒼井、春川。」
あ、男子蒼井か....
それだけで少しやってよかったとおもってしまう私はやっぱり単純だ。
「大丈夫だよ。」
小さい声で言った蒼井。
その“大丈夫”が学級委員のことなのか、桜花のことなのかは分からない。
でも.....
安心した。
そう大丈夫。
桜花はちゃんといる。
だれかが桜花を忘れたとしても。
私はずっと忘れない。
私はずっと桜花を待ち続ける。
だから。
ーーーーー大丈夫。
