『おい。くそじじい。なに、俺の妹にて出してんの?』

[い、いでででで。は、はなせ。やめろ。俺はなにもしてねぇよぉ…]

え・・・?

振り返るとそこには、大好きなお兄ちゃんがいて・・・

さっきまでとは、違う

安堵の涙が次々と流れ落ちる。

『もっと、早く助けられなくて、ごめんな』

と、いって、私を優しく抱きしめてくれた。

「お、おにいぢゃん・・・こわかったよぉ・・・」

わたしは、お兄ちゃんを抱きしめ返した。

その、次の駅で、痴漢男は、駅員さんえと、引き渡された。

この時わたしはおもった。