アイロニ




あそこは、前草太くんが数人のグループの人に囲まれてたところだ。


場所がわかると、私はすぐに走った。


「草太くんっ・・・」


今、一番会いたい人の名前を言いながら走る。


目的の場所までは長い上り坂。


普段運動なんてしない私が容易に昇るのは至難なこと。


それでも一度も足を止めずに走り続けた。