アイロニ




あれから草太くんはずっと学校に来てない。


すごく心配で毎日ちゃんと眠ることができない。


バイクの音が聞こえるたびに草太くんじゃないかって振り向いてしまう。


私がこうして学校で平穏に授業をしている間も、きみはどこかで傷ついているの?


何もできない私は無力だ。


今までだったらありえなかった真っ白なノート。


手から自然とペンが落ちる。


この教室という小さな箱の中にいる私とそれに収まらないきみ、世界は違うのかな・・・。