それよりも萩くんがぼそっと言ったあの言葉・・・どういう意味?
「あの!知らないってどういう意味!?」
「はぁ・・・お前さダチの親が『殺人犯』だって知ったら今までどおり仲良くすることで
きるか?
今までどおり隣にいることできるのか?」
「いるよ!」
そんなの当り前じゃん。
大切な人を失う怖さを知っているのに、
それなのに自分からそれを手放すなんてことできない。
いつの間にか放れていた夏樹の手をぎゅっと握り締める。
「そういう奴を今までにも何人も見てきた。
でも全員手のひら返していきやがった・・・。
そんな生半可な気持ちでいるやつが俺は大嫌いだ」
「私は生半可な気持ちでそんなこと言わない。いつだって全力で言ってる」
「俺はお前を信用できねぇ。
あいつみたいに苦しい過去なんて背負ってきたこと無い奴がな」

