「うるせぇよ」
「あ、萩」
返事をしてきたのは草太くんじゃなくて何度もぶつかったことのある人。
不機嫌そうに暗い教室の奥から出てきた。
しかも私がいることに気付いていなかったのか、
私の姿を確認すると眉間にしわを寄せあからさまに不機嫌そうな顔をしてきた。
失礼な・・・。
「何の用だよ」
「萩に用はないの。草太いる?」
「草太は今日来てねーぞ」
「サボったの!?」
「あぁ」
夏樹は空いているほうの手で困ったように頭を手に乗せた。
私はというと内心ほっとしている。
草太くんが学校休んでてよかった・・・。

