アイロニ




休みの土曜日。


お昼過ぎまで寝ていた。


熱もすっかり下がり、元気になったころ。


ケータイからなる着信音が静かな家に響いた。


それは草太くんからの電話だった。


電話!?


どうしよう!?!?


そう慌てている間も着信音が続く。


とりあえず、深呼吸をしてから電話に出た。


「もしもし・・・」


「美桜?熱下がったか?」


「うん、もう元気になったよ」


「そっか。あのさ、今から外出てこれる?」


「いいけど・・・」


「じゃあ、家の前で待ってる」


「え!?」


そこで電話は切られた。


家の前で待ってるってもしかしてもう家の前にいるってこと?


慌てて着替えで掛ける準備をする。


髪をセットする時間なんてものは無くてすぐに家の前に出た。


するとそこには大きなバイクに跨っている草太くんがいた。