アイロニ




目を開けると、茜色の光が降り注いでいた。


あれ・・・雨止んでる・・・。


それに、空が茜色ってことは・・・。


現在の時間を確認しようと横にしていた体を勢いよく起こす。


少し反動でクラっとしたがそれも気にせず、カーテンを開けた。


現在の時刻は午後4時37分。


30分前には帰りのホームルームもとっくに終わっている時間だった。


夏樹・・・来たのかな・・・。


周りを確認してみたが、鞄などは置いていない。


取りにいかないとな・・・。


「失礼しました」


温もりのある布団の中から足をだし、保健室を後にした。