アイロニ




あまり心配をかけないように。


頼りすぎないように。


私なら大丈夫だよ。


自分にそう言い聞かせる。


「じゃあ、今ここに先生いないからあたしが先生に言っておくよ。
今日は保健室にいなよ?」


「うん」


夏樹に釘を打たれ、その後も大人しく保健室のベッドで過ごすことになった。


窓の外を見ると大粒の雨。


全く止みそうにない。


不規則に窓ガラスに水が当たる音がする。


再び睡魔に襲われ眠りに着こうとしたときだった。


私以外に誰もいないはずのこの部屋に誰から入ってきた。