アイロニ




「夏樹、ちょっと保健室行ってくるね」


「あたしもついていこうか?」


「平気。保健室ぐらい行けるよ」


「わかった・・・気をつけてね」


「うん」


夏樹に託して、教室を後にした。


保健室へは、ゆっくりと歩いていきやっとのことで着いた。


「あら、早川さん。どうしたの?」


「ちょっと体調が優れなくて・・・」


「じゃあ、熱を測ってベッドで寝なさい」


「はい・・・」


先生に言われたとおり熱を測ると38℃もあった。


空いている綺麗なベッドに横になる。


他に生徒がいないこの部屋はとても静かで時計の秒針が動く音と、後者に大粒の雨が当たる音が響き渡る。


それら全てを聞きたくなくて、深く布団を被った。


急に襲ってきた睡魔は私をもっと深い眠りへと引き込んだ。