アイロニ




時間がどれだけたっても、人の数が減ることが無い街。


いつでも賑わっている。


でも今はそんな街から少しずつ離れている。


そしてどこよりも星に近づくために長い階段を上がっている。


明るく輝いていた場所から、暗く夜空がはっきり見える場所へ。


手を伸ばしたら星が掴み取れるかと錯覚するくらい高い場所へ。


「着いた」


「わぁぁ・・・」


長い道のりでたどり着いたのは、郊外の小さな山の中にある廃校となった学校の屋上。


周りに明かりはほとんどなく、綺麗に星空を見ることが出来る。


こんなにも素敵なところがあったなんて・・・。