アイロニ




「草太くん、ごめんね・・・」


「なんで謝るんだよ」


「だって・・・」


「俺が勝手にやったことなんだから、美桜は謝ったりするな」


「・・・うん」


「行くぞ」


再び歩き出した私たち。


優しさが身にしみてくる。


暖かい気持ちが優しく私を包み込む。


久しぶりに感じたこの懐かしい感覚に、自然と涙が頬を伝った。


私はそれを草太くんにばれない様にこっそりと、ブラウスの袖で拭った。