アイロニ




家に帰る前に夏樹に付き添われて病院へ行き、そしてやっとのこと帰宅。


「ただいま」


しんと静まり返っている家に返事など帰ってはこない。


夜ご飯は作る時間が無かったから、
コンビニのお弁当を電子レンジで温めてそれを食べた。


何かをするときはいつも一人。


こんな生活も3年目になった。


時々くる大きな寂しさはあるけれど、それでもこの生活には慣れてきたほう。


3年前は、毎日泣いてばかりだったからな・・・。


「ごちそうさま」


空になったプラスチックに容器をゴミ箱に捨て、明日の準備をしようとしたときだった。


鞄の中を確認した時に借りたままのパーカーに気付いたのだ。


「あ・・・洗って返さないとな・・・」


明日には返せれるように、パーカーを洗濯した。