包帯のせいでちょっと歩きづらい・・・。
少し足を引きずるようにして、歩いた。
「そういえば、あれ大丈夫だった?」
「うん。草太くんがパーカー掛けて見えないようにしてくれたから」
「そっか。よかったね!」
「草太くんって優しいね」
「あいつ根はいい奴だからね。・・・3年前に変わっちゃったけど」
3年前か・・・。
久しぶりに赤を見たものだから、嫌でも思い出してしまった。
いや・・・本当は忘れていたわけでもないけど・・・。
あの日の光景がフラッシュバックで鮮明に見えてしまった。
もう二度とあんな思いはしたくない。
幸せが消えないように、どんなときでも笑う。
それがあの日に決めたこと。

