アイロニ




草太くんと過ごした場所はたくさんある。


だから足を止めることなんて出来ない。


一秒でも時間が惜しい・・・。


駅まで走り、今度は海へと向かう。


電車に乗るとたくさんの汗をかいていたため、冷たくなり寒さを感じた。


「あと3駅・・・」


まだ海までは遠いのにじっと座っていることも出来ず、
扉の前で立ちそわそわしてしまっている。


電車が駅のホームに着く。


扉が開くとすぐに駅のホームに降り立ち、走って改札口を抜けた。


改札口を抜けると海の匂い。


それに導かれながら、走る。


蒸し暑い風に体を包まれ重たくなるけれど、それも振り切って走る。


いつも草太くんの組がいる建物に来た。


そこにいたのは見覚えのある男の人。


草太くんと前話してた人だ!