アイロニ




夏真っ盛りの今、何もしていなくても汗をかくというのに、


走っているせいで大量に汗があふれ出す。


ベタベタして気持ち悪い。


そんな中、さらに人で溢れかえっている街の中を走る。


「はぁ・・・はぁ・・・」


体の中の水分がどんどん足りなくなっていくのを確かに感じる。


それでも我慢をして長い坂を一気に駆け上がる。


廃校に着いた時には息が上がりきっていて、とても苦しかった。


休む間もなく廃校の中を探す。


けれど人の気配など全くしない。


ここにはいないのか・・・。


少し残念な気持ちになり、肩を落とす。


「次に行こう・・・」


廃校から飛び出て、次の目的地へと向かう。