アイロニ




うん。


わかった。


ダメもとでもやってみよう。


100%ダメだということではない。


もし99%ダメだとしても、残りの1%に望みをかけるんだ。


「話し聞いてくれてありがとう。草太くんのところ行ってくる」


「あっ、ちょっと待て」


空き教室から出て草太くんのもとへ行こうとした時、萩くんに呼び止められた。


「何?」


「前にさあいつが言ってたこと思い出したんだ」


「?」


「『美桜は強いよ。俺なんかよりずっと綺麗なんだよ。心が』って言ってた」


心が綺麗・・・。


嬉しい言葉。


私の知らないところで草太くんがそんなこと言ってたんだ・・・。


「ありがとう」


「おう!行ってこい!!」


萩くんに後押しされ、前へと一歩踏み出した。