アイロニ




後日学校に行くと、教室には立ち寄らずあの空き教室に足を運んだ。


「萩くんいる!?」


朝だからあまり大きな声が出なかった。


でもシンと静まり返っている空き教室では十分な大きさだった。


「早川か。どうした」


奥から出てきたのは病院で見たような柔らかい表情をした萩くん。


よかった・・・。


いた・・・。


朝だからもしかしたらいないかと思ってたから、安心した。


「あの・・・聞きたいことがあって・・・」


「・・・草太のことか?」


萩くんの言葉に小さく頷く。


やっぱりわかっちゃうよね。