アイロニ




「何してんだよ。こんなボロボロになって」


優しい草太くんは私が血が苦手なことを知ってるから、
着ていた上着を足に掛けてくれた。


「私ね、どうしても草太くんに伝えたいことがあったの」


「伝えたいこと?」


ゼロ距離だった私と草太くんに間に少しの距離が出来た。


久しぶりにこんな至近距離で草太くんをみる。


これから言う言葉に対してかな・・・?


すごくドキドキしてる・・・。


「私、草太くんが好きだよ」


「・・・!!!」


「初めて会った時からずっと好きだった」


「・・・わりぃ」


わかってた答え。


でもこれが目的じゃない。


草太くんを救うことが目的なんだ。


「草太くんは何を抱えてるの?」


「・・・・・・」


「3年前に何があったの・・・?」