アイロニ




走ること数十分やっと海についた。


草太くんのいる倉庫は・・・確かその辺・・・。


もう一度立ち止まり乱れた呼吸で、倉庫の方を見る。


目を凝らしてみると、見慣れた赤いテールランプ。


「いた・・・」


力が抜けそうなほど足がおかしくなってる。


重たい足を引きずりながら、倉庫へと向かう。


徐々にバイク音も聞こえる。


また・・・前みたいに仲間と一緒にいるのかな・・・。


草太くん、また私がここに来たことを知ったら怒るだろうな。


倉庫が近づくにつれ、バイク音だけでなく話し声も聞こえる。


「草太くん!!!!!」


肺にこれでもかというぐらいの酸素を送り込み、それを言葉に換え吐き出す。


私の声に反応した草太くんがこっちをみた。