アイロニ




なんとなくだけど、ここに来たくなった。


草太くんがいるわけでもないのに。


「おじゃましまーす・・・」


ここは廃校になってからどれぐらいの月日が立っているのかわからない。


でもところどころ机や床にホコリをかぶっている。


それらの全てを通り抜け、屋上へと続く階段を上る。


「やっぱりここは気持ちいいなぁ」


ドアを開けたその先で、深く息を吸い込む。


今日はこの前見たな星空じゃないけど、青空も悪くない。


日に当たると少し暑いため、小さな影に入った。


どこに行っても草太くんのことを考えてしまう。


依存してる・・・。


救いたいなんて自分のエゴなのかもしれない。


自分の気持ちをただ単に相手に押し付けているだけなのかもしれない。


「私に出来ることって何だろう」