アイロニ




目を覚ますと、前にも感じたツンと鼻を刺激する消毒の匂いがした。


あまり得意ではないこの匂い。


ゆっくりと辺りを見渡して状況を理解しようとする。


ここ・・・どこだろう・・・。


学校の保健室じゃない・・・。


でも白い天井・・・。


今度は体を起こしてみた。


綺麗なベッドの上、すぐ横には窓があった。


そこから見えた景色は、一度見たことのある景色。


「あ・・・病院」


状況を理解したうえで、しばらく窓から見える景色を眺めていると扉が開いた。


扉を開けた本人は私を見るなり、驚いた表情をした。