あ・・・この人・・・草太くんだ・・・。
不良だと言われているけれど、髪はちゃんとした黒髪だし・・・不良っぽいと言われたらピアスをしているぐらい。
それに、こんな風に心配したようにこっちに来た・・・。
そんな事を思っていると草太くんは割れたガラスが敷き詰められた廊下に降り、私の前まで来た。
「大丈夫?」
「え、あ・・・」
再度怪我をしていないか見てみると、足を切っていたことに気付いた。
「痛いです・・・」
「保健室行かなきゃ!美桜、立てる?」
「・・・・・・」
怪我に気付いてから痛みがきて、しかも深く切ったのか足に力が入らない。
そのため夏樹の問いかけに首を横にふった。
すると草太くんが何も言わずに私に背中を向けてかがんだ。

