アイロニ




「・・・でも」


さっきの言葉には続きがあったようで、また口を開いた草太くん。


「俺にとって大切な人だ」


そう言って優しく頭を撫でてくれた。


温かい・・・。


優しさが温かい。


草太くんにとっての大切な人は、どれくらい大切なのかわからない。


けど、その言葉は嬉しすぎるよ・・・。


顔から火が出そう。


顔を紅く染め俯いていると、遠くのほうからバイク音が聞こえた。


「バイク・・・?」


ボソッと呟くとそれが聞こえていたみたいで、草太くんが顔色を変えた。


「また来やがったか」


「あいつらもこりねーな!草太!またボコボコにしちまおうぜ!!」


「あぁ、俺らのしまで好き勝手できると思うなよ。美桜はもう帰れ」