***** ー昼休み。 ……ああ、腹減った。 最悪だ。最悪過ぎる。 昼食はいつも購買のパンの俺にとって、致命的な事が起きた。 事は数分前。 チャイムが鳴って、いつもの様に購買に向かう廊下で考える。 今日は何にしようなー、焼きそばパンか…あっ、メロンパンだ!メロンパンにしよう! …なんて呑気にいられるのはここまでだった。 購買の前まで来てポケットに手を突っ込むと、そこにあるはずのアレがない。 まぁ、ここまで来ればもうお分かりだろう。 『アレ』とは無論、財布である。