あれから12年ー…

「姫〜?姫〜?朝ですよぉ〜」

いつものように小鳥遊の使いの花梨が
私を起こしにくる。

「起きてください‼︎」

「起きたって〜!おはよ〜」

笑顔ニコニコで花梨は毎朝

「姫様、おはようございます」
と言ってくれる。

「今日は、懐かしい夢を見た。」

花梨は首を傾げながらキョトンとしてる

「どんな夢ですか?姫様〜?」

私は花梨のおでこに一つデコピンをした後にー…
「秘密♪」と答えた。

花梨は、「姫様のイジワル〜‼︎と言って、部屋から出て行った。」

私は寝巻きから、着物に着替えて、
江戸の商店街へと出かけた