「おかっちゃん!おかっちゃん!」

今は江戸時代…その日あは、空が葵く暖かくいい日ー…
のはずだった…

「どうしたのかしら?こはく」

「あのね‼︎お医者さんが来てるよ〜」

「医者様が?」
その時なぜか胸の奥が、ドクン…ドクン
とした。

「はあい、何の用でしょうか…」

医者は、少し下を向きながら、息を吸うと……

「すまねぇが、あんたの子は、あんたの本当のお子さんじゃあねぇんだ。」

「こはくちゃん…だっけな?お前の本当の母ちゃんは…」

そう言いながら指をさした先にいたのは
江戸一番の、お屋敷に住んでる小鳥遊の人だった…

「こはくは、私の子です!
私が…女手ひとつで…育ててきた…」

母ちゃんは、必死に言ったが聞いてもらえなかった。

「わりぃなオレも、小鳥遊さんには、
逆らえねぇって事よ、」

私は、小鳥遊家の使いの人に連れてかれて、母ちゃんと離ればなれとなった

「こはく…お願い行かないで
こはく…」