そして学校


「お前らが話しているのは矛盾だらけだ!ふざけてんのか?」


うざい いっそこの世界ごと凍らせればいいのに。そう思った矢先であった。


「パキン」


周りが群青色の世界になった。


「なんだこれは、凍っているのか?」


理解するのは早かった。そう、周りは完璧に凍っていた。


「嘘だ!おい!お前ら返事しろ!お願いだからもとに戻してくれ!」


そう叫んだら、群青色から一転して普通の空気に戻っていた。


しかし、みんな記憶だけはあるようだ。


先生は顔を真っ青にして


「今のは何だったんだ?おい加宮、お前何をした?」


自分でも何が起こったのか分からない


「俺はなにもしてない」


しかし誰もその言葉を信じなかった。
何故なら、加宮雄大が叫んだら世界がもとに戻ったからだ。


もしかしてこれが超能力か? 加宮はそう理解した。


「おい加宮。警察呼ぶからしばらくそこで待っていろ」


先生はすでに警察を呼んだ後だったらしい。

「おい、警察呼んだのか?」


「加宮のためだ。その事についていろいろ聞かれるかも知れないが、素直に答えるんだ」


「ふざけるな!」
即答だった。刹那 先生が急に倒れた。


「どういうことだ?おい!」


怖くなって走って家に帰った。