「えっ……な、なんで…ですか?」 私の心臓の鼓動が一気に加速するのがわかる。 「顔に好きって、書いてあるよ」 ハハッと笑いながら城内くんは、私を覗き込む。 城内くんは割と整っている顔立ちでクラスでも、学校でも人気がある。 そんな人に見られたら、赤面症の私の顔はもちろん 「…真っ赤だよ、顔。図星みたいだね」 「な、なんで…」