数分後。 「遅くなった!ごめーん!」 と、叫びながら走ってきた城内くんによって 気まずい雰囲気が一気にとけた。 「城内先輩…おそいですよ」 「悪い、悪い。さ!はやく行こうぜ」 そうして、私たちは校舎を後にした。 …のは良かったのだけれど。