恋に一番近くて遠い君

「予選勝ち抜けるといいね」


「うん、すごく緊張する...」


「美海はC組の女子の中で一番足が速いんだから。心配しなくて大丈夫だよ。転ばない限りね」


「そこが一番不安なのー!」


すると後ろから誰かの手が頭に触れる。



「大丈夫だって。俺がいるから安心しろ。例えお前が派手に転んでもな。」


と頭をくしゃくしゃと撫でられる。


「陸玖!それバカにしてるでしょ!あと髪の毛崩れるー!」


「してねーって」



「そう言いながら笑ってるくせに!」



「ほら緊張ほぐれただろ」



「え...う、うん」