恋に一番近くて遠い君

『逃げちゃだめだよ。こんな事で諦めないでよ...じゃなきゃ私が』


そこで天良は言葉を止めた。


「天良?」


『あ、ごめん。なんでもない。』


心なしか天良の声が震えている気がした。


『とにかく、明日ちゃんと自分から声をかけること。そして謝る。私明日日直だし少し早く行くよ。2人でゆっくり話しながら登校しな。』


「天良...ありがとう。」


『もう、ほんとに世話のかかる子なんだから。』


「ごめんね。」


『でも相談してくれないことより嬉しいよ。美海はたまに一人で溜め込むから。ちゃんと話してくれてありがとう。』



「ううん!お礼の言うのは私だよ!話聞いてくれてありがとう。明日からまた頑張るね!」



『うん、その調子だよ!いつでも見守ってるから。じゃあまた明日ね。』


天良...ほんとにありがとう。